日本の密教カードの意味と特徴が分かる!使い方や感想は?

日本の密教カードの外箱 日本のカード
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この記事は、日本の密教カードの意味と特徴、使い方や感想を紹介します。

このカードは、弘法大師・空海により伝えられた密教の教えをオラクルカードにしたものです。

あなたもこれを読めば、日本の密教カードの意味と特徴、使い方や感想を知ることができます。

それでは、さまざまな仏様からの「秘密の教え」を受け取れる日本の密教カードの魅力をお伝えします。

 

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日本の密教カードの意味と特徴は?

日本の密教カードは、平安時代に活躍した弘法大師・空海が日本へ伝えた密教の教えをもとに作られたオラクルカードです。

オラクルとは、英語で「神託」「神の言葉」などの意味があります。

一般的にオラクルカードとは、神様や天使などのスピリチュアルな存在からのメッセージと絵柄が書かれたカードのことです。

 

日常生活で困ったとき、悩みごとがあるとき、新たに何かを始めようとするときなどにカードを引いてアドバイスを受け取るものです。

現在、多数のオラクルカードが販売され、そのほとんどは海外で作られたものです。

しかし、日本で作られたものも少ないながらあります。日本の密教カードはそうしたカードのひとつです。

 

日本の密教カードの著者は、高野山真言宗の阿闍梨で、牧野山蓮乗院の副住職を務める小瀧宥瑞氏です。

美しく素敵なイラストは奥田みき氏の作品です。

44枚のカードには、44尊の仏さまの姿が描かれ、仏さまの名前と短いメッセージが書かれています。

 

イラストは非常に細かく丁寧に書き込まれており、たくさんの情報が含まれている印象です。

カードに描かれる仏さまは、美しく優しい感じや神聖な感じがするものが多いですが、なかには厳しい表情の仏さまもあります。

カードの箱のサイズは、H135×W100×D30mm、一般的なオラクルカードとほぼ同様の大きさです。

 

ガイドブックには、カードの使い方、各カードの仏さまからのメッセージ、仏さまに関する説明が書かれています。

また、ガイドブックとは別に「入門ガイド(8頁)」という小さいハンドブックも付いており、仏さまに関する基礎知識や44尊の仏さまのキーワードなどが書かれています。

日本の密教カードの箱の表紙には、44枚のカードのうちの「大日如来」のカードの絵柄が使われています。

 

日本の密教カード カード1

 

ガイドブックによると、大日如来は密教の最高位に鎮座する偉大な太陽とされます。

絵柄を見ていると、高貴で尊い感じがします。自己の本性が磨かれ、内なる神聖さが引き出されるように感じます。

カード(裏面)日本の密教カード裏面

 

また、44枚のカードの裏面には美しい幾何学模様の絵柄が使われています。宇宙を表しているように感じました。

 

日本の密教カードの使い方、リーディングは?

日本の密教カード カード2

 

カードを使ってメッセージを受け取る手順はガイドブックによると概ね以下のとおりです。

1.リーディングの前に、大日如来様にお祈りする

「このリーディングを通して、的確で慈愛のあるメッセージを伝えて下さい」

又は、大日如来様のご真言を唱える。

「オンバザラダトバン」

2.質問をする

カードに質問をします。相手がいる場合には相手の方の正しい氏名を伝えます。

 

3.スプレッドを選ぶ

二つが紹介されています。

 

・一枚引き

任意の1枚を引いて、今日の運勢などを占います。

シンプルですが、分かりやすく核心をついた答えが得られます。

 

・曼陀羅スプレッド

曼陀羅の五智如来の配置を用いて、5枚のカードを引いて、①過去、②現在、③近未来、④課題、⑤最終結果、などの複合的な事象を占います。

初心者は最初、一枚引きから始めるのが良いでしょう。

 

以下一枚引きについて説明します。

4.カードを切る

数回深呼吸をして心を整えます。

そして、ゆっくりとカードを切っていきます。「この辺で良い」と感じたところでカードを切るのを止めます。

 

5.カードを選ぶ

カードの一番上からカードを取ります。

 

6.カードを読む(リーディング)

カードを選んだらまずはカードをじっくりと眺めます。

カードに描かれた仏さまの表情や雰囲気、周囲にあるものなどから感じる直感を大切にして読み取ります。

その後に入門ガイドを見て、選んだカードの仏さまに関する短い説明とキーワードを読みます。

入門ガイドを見れば、ガイドブックを読まなくてもカードの意味を概ね知ることができます。

その上で更に詳しい情報を知りたい場合はガイドブックを開き、カードの説明を読み、理解を深めます。

 

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日本の密教カードを使った感想は?

日本の密教カード カード3

 

この記事を読んで下さっているあなたのために1枚引きでカードを引きました。

出てきたカードは「普賢菩薩」です。

 

カードに書かれたメッセージは、「あとで」が口癖になっていませんか?」です。

普賢菩薩が象の上に坐して半眼で合掌している姿が描かれています。

とても穏やかで安らかな雰囲気を感じます。

 

この「普賢菩薩」のカードにはどのような意味があるのでしょうか。

まず、「入門ガイド」というハンドブックより、該当の個所を引用します。

実践することの大切さを教える普賢菩薩
<「
あとでが口癖になっていませんか?>

まずは気付き、そして実践する

単調な道かもしれません

動き出すことで気づくこと

 

このように書かれています。

続いてガイドブックより同じく「普賢菩薩」のカードの意味を引用します。

実践するこのの大切さを教える
普賢菩薩

☆仏さまからのメッセージ☆
まずは実践することが大事です。
「時が来れば出来るはず」と、行動は起こさずに言葉だけで言うのが癖になっていませんか?

その癖は今日でお終わりにしましょう。机上の空論ではなく、足に豆が出来るほどに実際に歩いて見ることが大事です。

劇的で奇跡的なことは起きないかもしれませんし、タイミングが合わずに結果が出ないこともあります。それでも実践することを止めないでください。

 

ご真言 オンサンマヤサトバン

普賢菩薩は十大願という誓願を立てられた菩薩です。

その誓願すべてが修行や衆生の為にとても活発な事から、”行動力のある仏さま”と言われ、菩薩の精進する誓いの代表者でもあります。

諸仏を敬い、諸仏に供養し、諸仏に説法を願い、諸仏に導いてくれることを願っています。

そしてすべての功徳を遍(あまね)く皆に行きわたるように願っているのです。

普賢菩薩が竜女を救った話から”女人往生”が説かれ、特に女性からの人気を集める仏さまです。

普賢菩薩のお姿は、剣を持っている姿や、五鈷杵と金剛鈴を持つ金剛薩埵にそっくりなお姿など何種類かあります。

これは普賢菩薩と金剛薩埵を同一視することがあるからです。

 

普賢菩薩は『法華経』をよく読誦する者の前に六牙の白象に乗って現れ、その者を守護すると伝えられています。

釈迦如来の脇侍として文殊菩薩、普賢菩薩と三尊で祀られる事もあります。

文殊菩薩が知恵の仏さまで、普賢菩薩は我々衆生の煩悩を断じて、普賢菩薩の徳を注いでくださいます。

普賢菩薩は修行の大切さを示す実践的な仏さまなのです。

功徳 滅罪、延命、煩悩断滅
別称 真如金剛(しんにょこんごう)

 

いずれも実践することが大切であることが、書かれています。

知識として知っているだけで行動しないことを戒めている内容です。

筆者も頭が痛いところをつかれた印象です。改めて直さなければならないと思いました。

あなたは、このカードの絵柄やメッセージについてどのように感じられたでしょうか。

 

日本の密教カード カード4

 

その他、以下は日本の密教カードについての全般的な印象です。

まず、一般的な海外のオラクルカードとは異なり、密教の仏さまをテーマにしたカードのため、身近な感じを受けました。

多くの方が寺院、または写真などで見たことのある仏さまの像がカードに描かれています。

 

カードに描かれた仏さまは優雅で美しく思わず見入ってしまいました。

じっと見つめていると気持ちが落ち着いてくると共に仏さまの高い次元のエネルギーに感化され、仏さまと繋がりが出来たようにも感じました。

そういう状態でカードに書かれたメッセージを読むと素直にすんなりと心の中に入ってきます。

全体的にとても癒しのエネルギーが強いように感じられ、使っていて心が落ち着いてくるカードです。

 

ガイドブックは、一般的なオラクルカードとは少し異なり、スピリチュアルな内容は少なく、そうしたことに詳しくない方でも難なく理解できるような印象です。

ガイドブックは、それぞれの「仏さまからのメッセージ」に加えてその仏さまに関する詳しい説明が書かれており、仏さまについての理解が深まります。

個人的には、直感やインスピレーションがどんどんひらめくというよりは、カードの文字で書かれたメッセージがすーっと心に沁み込んでくるという印象を持ちました。

 

カードのメッセージは、行動を促すもの、心の持ち方に関するもの、気づきを与えるものなどいろいろありますが、あまり押しつけがましい感じではなく、どれも自然な感じで心に響きました。

このカードは、日常生活に関すること、仕事や恋愛を含む人間関係、人生設計など幅広い内容についてアドバイスを得ることができます。

また、ガイドブックにはカードの使い方、各カードのメッセージに関する説明に加えて、カードに描かれた仏さまに関しても詳しく説明されています。

いずれも初心者でも理解できるように分かりやすく書かれています。

 

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日本の密教カードをお勧めの方は?

日本の密教カード カード5

 

日本の密教カードをお勧めの方は、密教や寺院巡りなど日本の歴史や和の文化に興味がある方です。

カードを使いこみ、ガイドブックや入門ガイドを読むことで密教の仏さまへの理解が深まり、人生への指針となる良きメッセージを得ることができることでしょう。

既に他のオラクルカードを持っていて、日本のカードを探されている方にも良いでしょう。

 

身近な仏さまのカードなので西洋の神様や天使のカードに馴染まないと思われている方にもお勧めです。

また、癒しの力を強く感じるので不安や恐れや怒りなどといった感情に振り回されて精神的に苦しく、癒しを求められている方にお勧めしたいカードです。

カードの絵柄を見ているうちに穏やかな気持ちになると共に今のあなたに必要なメッセージが得られることでしょう。

 

オラクルカードの初心者の方にもお勧めできます。

カードの絵柄が親しみやすく、ガイドブックや入門ガイドも分かりやすく作られています。

 

まとめ

日本の密教カードの意味と特徴、使い方、感想やお勧めの方を紹介しました。

このカードは、弘法大師・空海が日本へ伝えた密教の教えをもとに作られた和製のオラクルカードです。

日本の密教カードの筆者は、高野山真言宗の阿闍梨で、牧野山蓮乗院の副住職を務める小瀧宥瑞氏です。イラストは奥田みき氏が手がけています。

 

日本の密教カードは、44枚のカードとガイドブック、および入門ガイドというハンドブックからなります。

各カードには、44尊の仏さまの姿が描かれ、仏さまの名前と短いメッセージが書かれています。

仏さまのイラストは神聖で美しいものが多く、見ていると心が癒されます。

 

ガイドブックには、「仏さまからのメッセージ」に加えてその仏さまに関する詳しい説明が書かれています。

入門ガイドには、仏さまに関する基礎知識、44尊の仏さまのキーワードなどが書かれています。

密教、寺院巡りなど日本の歴史や和の文化に興味がある方、日本のオラクルカードを探されている方、精神的に苦しい状態にあり癒しを求めている方、にお勧めのカードです。

 

神聖で美しいカードの絵柄を見ていくうちに穏やかな気持ちになり、今のあなたに必要なメッセージが得られることでしょう。

ご興味を持たれた方はお試しになられてはいかがでしょうか。

 

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