この記事はグッドタロットオラクルカードの特徴や使い方、リーディングについて紹介します。
このカードは伝統的なタロットを現代的なスタイルに進化させたものです。
あなたもこれを読めば、グッドタロットオラクルカードの特徴や使い方、リーディングを知ることができます。
それでは、あなたの本来の人生に気づかせ、魂の成長をサポートするグッドタロットオラクルカードの魅力をお伝えします。
グッドタロットオラクルカードの意味と特徴は?
オラクルとは、英語で「神託」「神の言葉」などの意味があります。
オラクルカードとは、天使やスピリチュアルな存在からのメッセージと絵柄が書かれたカードのことです。
日常生活で困ったとき、悩みごとがあるとき、新たに何かを始めようとするときなどにカードを引いてアドバイスを受け取るものです。
グッドタロットオラクルカードは、ベストセラー作家で数多くの著書で有名なコレット・バロン=リード氏によるオラクルカードです。
カードの絵柄は人物、天使や精霊、自然の風景や天体、動物や植物、魚貝類などがテーマになっています。
いずれのカードも幻想的で美しく魅力的です。
イラストはコレット氏のカードでおなじみのジーナ・デラグロッタグリア氏が手がけています。
カードの外箱のサイズは、H 135 × W 100 × D 55mmです。
カードは一般的なオラクルカードとほぼ同様のサイズですが、枚数は78枚と一般的なカード(40数枚)よりもかなり多くなっています。
78枚のカードの構成は、伝統的なタロットと同じ大アルカナと呼ばれる22枚のカードと、小アルカナと呼ばれる4つのエレメント(要素)からなる56枚のカードに分かれます。
小アルカナの56枚は、風(ソード)、火(ワンド)、水(カップ)、地(コイン)の4つのスート(絵札)に分かれます。
さらに各スートごとの16枚ずつのカードには分かれます。各スートの16枚のカードには番号や呼び名がつけられています。
一般的なオラクルカードはカードに天使の名前やメッセージなどが書かれていますが、このカードは数字、カードの名称が書かれているだけです。
ガイドブックには、コレット氏がカードを作った意図、カードの使い方、それぞれのカードの説明が書かれています。カードにつけられた数字をもとに数秘術的な解釈も書かれています。
ガイドブックのカードの説明は、一人称として「私」を使用したアファメーション(自分自身に対する肯定的な宣言)として書かれています。
一人称とすることで自分事として主体的にかかわるという作者の意図があるようです。
タロットカードに由来するオラクルカードには、カードの正位置の他に逆位置(カードの上下が逆)の解釈を取るものもありますが、このカードは逆位置の解釈はありません。
また、タロットというと怖い警告のカードが出てくることを想像されるかもしれませんが、このカードにはそのような怖いカードはありません。
グッドタロットオラクルカード(エンジェルボックス版)の箱の表紙には、78枚のカードのうちの「風の10」のカードの絵柄が使われています。
絵柄は、背中に羽根をつけた女性の姿をした天使が横向きで描かれています。目をつぶり、顔は上空を向けています。上方には鳥の羽根が宙に舞っています。
筆者はこのカードの絵柄を見つめていると以下のような想いが浮かんできました。
『あなたは風に乗って自由に進んでください。あなたは風に乗りながら、穏やかに自分自身を信頼していてください。風はあなたを素敵な目的地へと運んでくれるでしょう。」
このカードはどのような意味があるのでしょうか?
「風の10」カードの意味をガイドブックより引用します。
風の10
素晴らしい終わりと希望に満ちた始まりが交わる、直感的に真実を理解できるとき、古い考え方の終わり
すべてはここから始まります。なぜなら、私はこの終わりに感謝し、学んできた知識が、もはや私に役立たなくなったパターンから私を解放してくれることに感謝しているからです。
私は、どんなときでもさらに良いことが起きると分かっているので、私の状況が優雅に終わることを許します。
これからずっと、私はこのことに感謝します。どんな厳しい状況に対しても、違った方法で対応できます。
作者のコレット・バロン=リード氏はこのカードを手にされる方に『古いパターンが終わりを告げ、希望に満ちた新たなことが始まります。』というメッセージを伝えてくれるようです。
なお、グッドタロットオラクルカードには「通常版」と「エンジェルボックス版」があり、筆者が持っているものは「エンジェルボックス」版です。
「通常版」の箱の表紙には「18 月・錯覚」のカードの絵柄が使われています。こちらも月の持つ幻想的な雰囲気が表現されており素敵です。
また、78枚のカードの裏面には緑色を基調としたなかに金色の枠があり、幾何学模様が描かれています。緑色が主体のため、落ち着いた癒されるような印象です。
カード(裏面)
グッドタロットオラクルカードの使い方、リーディングは?
オラクルカードを手に入れたら、まずはカードの浄化を行います。
やり方は利き手ではない方の手のひらに持ち、利き手で数回ノックします。
こうすることにより製造や流通の過程で吸収したエネルギーなどを浄化します。
または、神や天使などの聖なる存在たちに「聖なる愛以外のものすべてをカードから取り去ってくれてありがとうございます。」とお願いするのも良いです。
次にカードの一枚一枚に触れて、あなたのエネルギーをカードに注ぎこみ、なじませます。
カードとの一体感が生じてカードとより繋がりやすくなります。
カードの引き方に特別な決まりはありません。
カードの束の中から1枚を選ぶ「1枚引き」、3枚を選んでそれぞれ順番に過去・現在・近未来としてメッセージを受け取る「3枚引き」のいずれかが一般的です。
「3枚引き」はそれぞれのカードからのメッセージに加えて、3枚のカードを合わせて総合的なメッセージの読み取りが必要なので初心者はシンプルな「1枚引き」がお勧めです。
カードの引き方はいくつかありますが、一例を示します。
まず、リラックスして深呼吸を数回行い、心が静かになるように整えます。そして頭の中で又は口に出して聞いてみたいことを質問します。
自分以外の人のためにカードを引くときは、その人に質問を尋ねてもらったり、思い浮かべてもらいます。
質問のやり方は、単純に「イエス」「ノー」で答えられない内容にするのが望ましいです。
例えば、〇〇の状況において行うべきことは何ですか?△△の問題に隠されている本質は何ですか?など何かアドバイスを下さいと求めるような感じです。
質問を決めたらカードを手に持ち、心を静めてカードを切ります。
カードを切っていくうちに心のなかで「止めて!」「やめなさい!」という直感を受け取ったり、何となくそんな感じがしたらカードを切るのをやめて、これはと思うカードを引きます。
カードからの情報を読み取るリーディングは直感を大切にします。
カードの絵柄と書かれている言葉を見ながら心に浮かんでくるものを受け取ります。
受け取り方は人によってさまざまですが、心に浮かぶ内なる声や想い、ビジョンなどがあります。そうしたものを否定せずに信頼して受け取ってください。
カードのリーディングは、まずはあなたの直感を使ってカードからメッセージを受け取り、その後にガイドブックのカードの説明を読んで、理解を深めます。
あなたの直感とガイドブックの説明が異なる場合には、あなたの直感を優先してください。
また、カードを切る途中で飛び出してくるカードがある場合、そのカードにも必要なメッセージが含まれるので大切にしてください。
グッドタロットオラクルカードを使った感想は?
この記事を読んで下さっているあなたのために1枚引きでカードを引きました。
出てきたカードは「風の2」です。
カードには、大地の上に立つ女性の姿が描かれています。空に向けて差し出された右手と左手の指の先には小鳥がとまっています。
穏やかな雰囲気を感じます。女性は小鳥たちと共に今まさにこの瞬間に立ち止まり、これからの歩みについて自身に問いかけているように感じました。
このカードにはどのような意味があるのでしょうか。
「風の2」カードの意味をガイドブックより引用します。
風の2
行き詰まり、不確実、選択肢を検討する
選択肢を検討し、物事について考えるために一休みするときです。急いで進む必要はありません。
マイペースで進み、いつも穏やかな気持ちでいれば、最高の幸せのための完璧な答えがやってくるでしょう。
このカードは「行き詰まり、不確実、選択肢を検討する」という意味があり、そうしたことをするために一休みをするときとのことでした。
この記事を読んで下さっている読者の方は、今立ち止まって一休みする時期なのかもしれません。
また、ガイドブックによると数字の2は数秘術的に見ると他の人や神との共同作業やパートナーシップのエネルギーを意味するとあります。
パートナーシップが現状打開のヒントになることでしょう。
あなたは、「 風の2」のカードを見てどのように感じられたでしょうか。
その他、以下はグッドタロットオラクルカードについての全般的な印象です。
カードを手にした印象はどのカードも理屈抜きに美しく幻想的で、見ていて飽きることがありません。
じっと見ているとその神秘的な世界に吸い込まれてしまうように感じます。
一方、カードにはカードを表す名前や番号だけが書かれ、メッセージは書かれていません。
カードにあまり慣れていない方はカードの絵柄を見た後に、ガイドブックのカードの説明を読み、またカードの絵柄を見て、情報を読み取るような感じになると思います。
初めはカードの情報を上手く読み取れませんでしたが、そうした方法でやってみると少しづつ「こういうことかな?」という感じで読み取ることができました。
ガイドブックのカードの説明は、カードの使い手がじっくりと考えて自分の人生の旅にあてはめられるように、あえてキーワードや語句を少なくしている旨が書かれています。
ガイドブックの最後のほうに「リーディングの仕方について」の章があり、コレット氏が実際にカードを引いてリーディングを行う事例があります。
とても参考になるので読んでおくことをお勧めします。
ガイドブックに書かれている内容は特別に難しいことはないですが、スピリチュアル関係の基礎知識がある方がより理解が深まると思いました。
また、タロットカードに関する知識は必須ではありませんが、同様にある程度知っている方が良いと思いました。
(筆者はタロットカードは詳しくありませんが、1冊本を読んだところ、少し理解が深まりました。)
グッドタロットオラクルカードをお勧めの方は?
グッドタロットオラクルカードをお勧めの方は、ある程度オラクルカードに慣れていて、タロットカードにも興味があり、既存のカードとは異なる新しいタイプのものを探されている方です。
大アルカナ・小アルカナというタロットカードの伝統的な形式を取り入れつつも斬新なカードのデザインや解釈など、現代的なオラクルカードのエッセンスも取り入れたカードという感じがします。
カードの絵柄からは、ものごとを感覚的にとらえることのできる右脳が発達しているタイプの方にも合うことでしょう。
そうした方にとってはカードの絵柄やガイドブックのシンプルな説明の行間から多くの情報を引き出せると思います。
また、これまでタロットカードを使われてきた方にもお勧めしたいです。
このカードはタロットカードではありませんが、これまでの知識や経験が生かせるので、リーディングの幅が広がることでしょう。
既にオラクルカードを持っておられて、別のカードも試されたい場合には、このカードはタロットカードの色がついているので、大きな書店などで実際に相性を確かめられた方が良いと思います。
まったくの初心者の方については、個人的にはあまりお勧めできないように感じます。
理由はカードの絵柄からの読み取りやガイドブックの説明などは、必ずしも簡単なカードの部類ではないと思うためです。
ただし、カードの絵柄が美しくとても魅かれるという方は、相性は悪くないと思いますので試されてはと思います。
まとめ
グッドタロットオラクルカードの意味と特徴、使い方とリーディング、感想やお勧めの方を解説しました。
グッドタロットオラクルカードは、ベストセラー作家のコレット・バロン=リード氏によるものです。
イラストは、ジーナ・デラグロッタグリア氏が手がけられ、非常に美しく幻想的な作品です。
このカードは、伝統的なタロットカードをもとに現代的なスタイルに進化させたもので、あなたの本来の人生に気づき、魂の成長をサポートするためのツールとなるものです。
カード構成はタロットカードと同様に78枚のカードからなりますが、タロットとは異なり、カードの逆位置(カードの上下が逆)の解釈は取らず、また怖い警告のカードもありません。
カードには絵柄の他はカードの名前や番号のみが書かれ、メッセージの記載はなく、シンプルな印象です。
ガイドブックには、このカードを作った意図、カードの使い方、それぞれのカードの説明が書かれています。
ガイドブックのカードの説明は、一人称として「私」を使用したアファメーション(自分自身に対する肯定的な宣言)となっています。
カードの説明の文章は使い手がじっくりと考えて自分の人生の旅にあてはめられるように、あえてキーワードや語句を少なくして書かれています。
グッドタロットオラクルカードはタロットカードの色がついており、そういった面では少し個性的なカードです。
しかし、コレット・バロン=リード氏が伝統的なタロットカードと現代のオラクルカードを融合させた素晴らしいカードであることには間違いありません。
ご興味を持たれた方はお試しになってみてはいかがでしょうか。
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